糖尿病の運動治療

運動をすることによって、比較的すぐに血糖値は下がる傾向にあります。その理由は、運動をすると、血液中の糖を筋肉がエネルギーとして消費するからです。また長期的に運動を行うと、体質が変化し、インスリンが効きやすくなる体になるため、より血糖が下がりやすくなります。

また、運動を継続することで、筋肉量が増えるため、基礎代謝も上がります。さらに、運動をすると、中性脂肪やコレステロールが下がり、血圧も改善するため、糖尿病だけではなく、他の生活習慣病も改善してくれる効果があります。

どんな運動をどれくらいすればいいの?

おすすめの運動は、有酸素運動です。ウォーキング、水泳、自転車など、継続してできるものを選んでみてください。運動の激しさとしては、少しきついくらいが目安です。少し息が切れるくらいの負荷をかけると体質が変わりやすくなりますよ。

運動時間としては、1回に30分~60分程度を週に3回以上を心がけてみましょう。しかし最初から頑張りすぎず、継続できる程度の負荷を続けるようにしましょう。

有酸素運動に加えて、少し筋力トレーニングも追加するとより、多くのカロリーを使うことができるので、糖尿病改善にはお勧めです。

いつ運動するのが一番効果的?

いつ運動をするのが、一番血糖値を改善できるのでしょうか。実は、食べた後すぐに運動をすると血糖値が下がりやすいです。血糖値が高いと血管をボロボロにしてしまうため、食べ過ぎた・甘いものを食べ過ぎたということがあれば、ぜひ運動を少ししてみてください。

まとめ

運動療法は、糖尿病の治療において欠かせない大切な方法です。運動は、血糖を下げる効果と、体質が変わる効果があります。無理なく続けられる運動を継続すること、これを心がけてください。