疲労感が続いていませんか?
倦怠感(なんかだるい・寝ているのに疲れがとれない)に悩んでいる方は、糖尿病が原因かもしれません。体のだるさと糖尿病の関係について解説します。
疲労感は誰もが感じる一般的な症状ですが、重大な健康問題が隠れていることがあります。特に糖尿病による疲労は、見逃されやすく、放置すると深刻な合併症につながる可能性があります。

糖尿病で疲労とだるさが生じる2つのメカニズム
高血糖状態による慢性疲労
糖尿病が疲労を引き起こすことがあります。血糖値が高い状態では、体は、糖分が体の中に合っても、うまく利用することが出来ないです。
これは、ガソリンがあるのに、ガソリンとエンジンの管がうまく繋がっていないみたいな状態です。体はエネルギーの源を持っているのに、うまく使えないため、結果的には、エネルギー不足になっている状態と同じであり、疲労感とだるさを感じます。
高血糖になると、喉の渇きや、倦怠感、頻尿などの症状も同時に現れることが多いです。このような症状が出ている場合は、糖尿病が重症になっている可能性があるため、糖尿病に詳しい医師による早急な治療が必要です。
低血糖による急性疲労
低血糖状態・すなわち元気の源がないため、力が出ない状態です。これは、糖尿病に対して薬で治療をしている方に起きやすいです。
血糖が低い時は、脳や筋肉が糖分を欲しているのに届かないという状態です。脳に糖分がないと、強い疲労感、脱力感、動悸などの症状が現れます。重度の低血糖だと、意識障害・すなわち意識を失っていますことがあります。
血糖コントロールができていれば疲労は起きにくい
血糖値が正常値であれば、糖尿病による疲労感はあまり出ません。血糖値が正常値であるのに疲労感がある場合は、糖尿病以外の可能性があります。
ストレスによる慢性疲労
慢性的な睡眠不足とストレスがあると、疲労感を感じやすくなります。睡眠不足やストレスは、自律神経が乱れやすく、倦怠感を引き起こしやすくなります。適度な息抜きやスポーツをすることが、疲労感の解消につながります。リフレッシュを定期的に行って、ストレスや自律神経神経の乱れを正しましょう。
鉄欠乏性貧血による疲労
実は、女性は生理があるため貧血がおこしやすく、貧血によっても、倦怠感が出現します。
血液は、体の全身臓器に酸素を運びますが、貧血になると、酸素を適切に運ぶことができないです。そのため、動悸や息切れが起こしやすくなり、疲れがでます。
朝起きられない、疲れやすいなどの症状がある場合は、貧血があるか確認してみてください。
見逃されやすい甲状腺の病気
じつは、甲状腺機能の異常も、倦怠感が出やすいです。甲状腺が過剰にでるバセドウ病では、過剰に動くため疲労感が出やすく、逆の甲状腺機能が低下する慢性甲状腺炎(橋本病)でも、倦怠感が出ます。
見逃されることが多いですが、甲状腺機能のチェックもとても大事です。糖尿病治療を受ける際には、甲状腺機能の検査も併せて受けることをおすすめします。
慢性腎臓病との関連
糖尿病の合併症として、重要なのが慢性腎臓病(CKD)です。腎臓の機能が低下し、末期に近づくと、だるさ、頭痛、吐き気、むくみなどの症状が現れます。
だるさが続く場合は、医療機関の受診を
体のだるさや疲労感は、糖尿病のサインである可能性があります。特に高血糖を放置すると、生命予後に関わります。
