「糖尿病は太る・肥満になる」というイメージが多いですが、実は糖尿病患者さんの中には、なぜかわからないけれども体重が減少してしまう方もいます。「食べているのに痩せていく」「いつのまにか体重が落ちた」という症状は、糖尿病の信号かもしれません。
なぜ糖尿病で痩せるのか?
糖尿病で体重が減少(痩せる)する理由は、体内のエネルギーをうまく活用・使えなくなった状態担っているからです。通常、食事で摂取した糖分は、インスリンが働くことによって、細胞に取り込まれます。その結果、エネルギーとして使われます。
しかし、糖尿病の状態では、インスリンの分泌が不十分もしくは、インスリンがうまく働かない状態になっています。その結果、体はブドウ糖がエネルギーとして使えないため、別のエネルギーになるものを探します。その結果、筋肉を分解してアミノ酸からエネルギーを取ってきたり、死亡を分解して、脂肪酸やケトン体を作りエネルギーします。
この結果、脂肪や筋肉が減少するため、痩せた状態が発生します。
体重減少が示す危険なサイン
もちろん運動で体重が減る場合には問題ありません。しかし、運動や食事制限をしていないのに、急に体重減少が起きている場合は危険な状態かもしれません。
急な体重減少は重症な糖尿病になっている可能性があるため、早めの医療機関受診をしてください。
糖尿病以外の痩せる原因
①甲状腺機能亢進症
代謝が活発になり、体内の消費が多くなるため、痩せる傾向があります。
②悪性腫瘍
癌はエネルギーを消費するため、普段通りの食事をしていても痩せて行くことがあります。
③消化器疾患
消化器による吸収不良(下痢など)があると、体内にエネルギーが入ってこないため、体重が増えません。
食べても痩せる場合、医療機関受診を
「食べても痩せる」という症状は、糖尿病や他の疾患の可能性があります。放置をすると、重症化して、命の危険がある場合もあります。そのため、早期診断と治療のため、医療機関受診をおすすめします。
当院では糖尿病に関する検査・診察・治療を提供しており、状態に応じた個別の計画を立てさせていただきます。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
